第39回 叶水夏の学校

言葉にいのちを取りもどす
−組織化された嘘の時代に

   
 いのちは、その始まりからして、驚くほどみずみずしい。母胎の中に小さないのちが宿り始めるや、不思議なことに、どこからか羊水がその胎内に満ちてくる。柔らかく傷つきやすいいのちは、この羊水に静かに包まれて、ゆったりと育まれていく。このいのちの始まりの出来事は、時に、すべてのいのちが母なる海からやって来たという太古の時代へと、私たちの思いを誘う。

 やがていのちは、月満ちて産み落とされる。しかし人間は、それとともに、今度は、またもう一つの大きな海のなかに投げこまれる。言葉の海だ。人間はこの大海のなかで、人間としてかたちづくられていく。こうして、私たちは、言葉の共同体のなかでいのちを養われて生きていく。

 しかし他方人間は、嘘によって事実を都合よく歪曲するときにも、当の言葉を用いる。そして人々が、個々のことがらにとどまらず、共同体の根本的な原理をも捻じ曲げようとするに及んで、嘘は組織的にそして政治的に語られ始める。この国は、かつて同様、今またそのような底知れぬ嘘のなかにある。そのような時、言葉は、ある人々が、他の人々を操るためのただの道具と化す。言葉からいのちが抜き取られお手軽に使い捨てられる時代。そこに残るのは言葉の残骸だ。しかしそのような言葉の残骸のなかで、人は本当にともに生きていくことができるのだろうか。

 教育という営みにとって、この問題は死活の問題だ。今年の夏の学校では、この事をご一緒に考えたいと思います。深緑の森に囲まれた夏の叶水へぜひ御集まりいただき、ともに祈りと瞑想と交わりの時をもちたく、ここに心よりご案内申し上げます。
 
 
 
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(受付終了しました。たくさんのお申し込みありがとうございました。)
 
<場所> 基督教独立学園高等学校
<日時> 2018年7月27日(金)〜7月29日(日) ※部分参加も可能です。
<参加費> 一般 12000円  高校生・大学生  8000円  中学生以下 6000円
<交通> JRをご利用の方は、JR米坂線 [ 小国駅 ] より送迎いたします。
また、自車での来校も可能です。
<お申込> 締切は7月9日(月)必着です。
郵送、FAX、またはメールでお申し込み下さい。応募者多数の場合は先着順といたします。また、HPからも申込みできます。

郵送、FAXでお申し込みの方はこちらから申込用紙(pdfファイル)をダウンロードしてご使用下さい。

HPからはこちらのページからお申し込み下さい。

<お申し込み>
<お問合わせ>
〒999-1292 山形県西置賜郡小国町叶水826
 基督教独立学園内 叶水夏の学校係
 (担当:
安彦元玄)
 TEL 0238-65-2021 FAX 0238-65-2401
<プログラム> 講演T 山本 精一(本校校長)   
      講演題  「言葉にいのちを取りもどす−組織化された嘘の時代に」
講演U 佐々木 園(本校教諭)   
      講演題  「(未定)」
日曜礼拝 後藤 正寛(本校教頭)
●大人のプログラムとは別に、「中学生会」、「こども会」を同時に行います。
 どうぞお子さんとご一緒にご参加下さい。